過ぎ去っていくもの

福岡営業所からほど近い場所に架かっている「名島橋」

これが実は有形文化財の指定を受けていると
最近耳にしたので、観に行ってきました。

昭和八年に建造されたというこの橋。
何故この場所にコンクリート製の立派な橋が架けられたのか?
という確たる理由は実際の所は不明だそうで。

戦争のときには空襲の的にならないよう、黒く塗っていたという
逸話があるそうです。
(似たような逸話はよく耳にしますね)

昭和初期と現代では福岡市の海岸線は全く異なります。

昭和初期では松原があったとされる場所も、
今ではマンションその他が並び立つ埋立地になり、
この名島橋建造時の在りし日の面影は殆ど残っていません。

現代の風景も、ずっと先の未来では在りし日の風景として、
人々に懐かしまれるものになっていくのでしょうね。

福岡営業所 平間鮎美