節供(せっく)

25日以降は街の飾りもクリスマスリースから門松に変わり、

お正月がいよいよやって来ることを実感します。

 

クリスマスはケーキやチキンを食べて「クリスマスらしい」ことを

しますが、一時期実家では元旦の食事がスーパーで購入したオードブル盛り合わせで

年始の挨拶をしていました。

 

両親曰く「だっておせち料理高いし…」

 

元は海外のイベントであるクリスマス系料理にはお金を使うのに、

元旦の朝は菓子パン、夜は節約()のオードブル盛り合わせ

「日本らしさ」を損ねていては勿体無い精神がはたらき、実家では毎年お金を出し合って

必ずおせち料理を食すという習慣がつくようになりました。

 

おせち料理というのは、季節の変わり目に神様に収穫を感謝する風習   「節供」が起源になっているそうです。

 

自分で田を耕し、作物を育てる経験は皆無ですが、条件さえ満たせば食べ物に容易にありつける

現代が築かれるまでにどれだけの血と汗が流れてきたのか想像すると、

この「便利な時代」を享受できることに感謝するのみです。

福岡営業所 平間鮎美