奇妙な広告たち

コロナ禍によって、不要不急の外出は避けるべしという風潮が

当たり前になっている昨今、自宅でそれなりに面白いモノを

探すならば、やはりインターネットは欠かせないものである。

 

家事をしつつ、卓上のパソコンでYouTube動画を再生し、

オーディオ代わりとすることもしばしば。

 

残念ながらプレミアム会員登録はしていないので、動画の合間に

広告が再生される。

 

「この広告は選ばれた方が一度だけ視聴できるものです!」

(心の声:既に三度目くらいでは?)

 

こんなことを語ってはアウトだろうと思ってしまうような奇妙な広告たち、

それらも時期によって内容が疎らである。

以下は全て主観に基づく。

 

春~夏は基本的に「飲むだけでいい」「最近発見された新成分」「口コミで大人気」「芸能人も愛用」

ダイエットや美白関係のものが際立っていた。

 

夏本番~秋にかけては「友達に自慢できる」「誰でも簡単」「聞いているだけで話せる」

英会話関係が割と多かった印象である。

 

シーズンを問わないのは「スマホでワンタッチ」「確実に稼げます」「人生の勝ち組になれる」

投資関係。

 

たまに国家陰謀論?のようなものも流れるが、回数は少なかった。

  

文字に起こして改めて感じたが、印象に残りやすいフレーズばかりである。

 

 勿論、このような奇妙な広告内容に一切手だしする気はないし、内容はどれも興味が無いものなので、

対岸の火事程度の認識であり、少し面白がっている(たまにしつこすぎて不愉快)程度である。

 

しかし、何かに縋ってでも良くしたい、なんとかしたい、と思うほどの状況に追い詰められてしまったら、またはそう願うようになってしまったら、

この奇妙な広告たちが瞬く間に光り輝く救世主になり、手を出してしまう可能性は誰にでも十分にあると思う。

 「自分だけは大丈夫」は最も危うい信条である。

福岡営業所 平間鮎美