乱読、速読

私は小説を読むのが大好きです。

それも速読です。ハードカバーなら一日で読んでしまう、俗にいう斜め読みです。

ですから字を見るというよりストーリーを追っている感じです。

特に好きなジャンルは刑事物、海洋冒険物、時代物です。どちらかというと展開が早く、スリルがありながらも勧善懲悪のシンプルなものが好みです。

今までの最高年間読書数は250冊です。これは東京にいた時の記録で、読書履歴を見て驚いた記憶があります。

それだけの数ですからほとんどは購入でなく借り入れです。

本当に図書館様にはお世話になっております。

今でも年間180冊は読んでいると思います。特にお気に入りの作家は刑事ものなら大沢在昌の新宿鮫シリーズ、海洋ものならダドリポープのラミジ艦長物語シリーズ、時代物なら佐伯泰英、上田秀人です。高橋義夫も好きです。

最近すごいと思っているのが長谷川卓です。

戦国時代の山に住む人々が主人公ですが 淡々と自然や時代の変化さらには人の変化を描いています。本当に淡々とです。この本を読むと人間を動かしているのは山々だと改めて感じます。

この作家だけは購入して、読む本がなくなった時に繰り返し読んでますが、何回読んでも面白いです。また読む数が多いですから同じ本を気づかずに再度借りるということがよくあります。読み進めた途中で気づきますが全く気になりません。

私の場合活字が好きというより 作家の自己主張とシンクロできるかどうかが、あるいは理解できるかどうかが好みというものになるのかと思っています。相性みたいなものでしょうか。

末廣予信