久しぶりの母校

昨年末に、小学校から高校まで同じ学校に通っていた同級生の友人が、癌を患って亡くなり、彼が母校の池田高校で教諭をしていた事もあって、久しぶりに母校を訪ねました。

全体のイメージは変わってないのですが、やはり目についたのは、甲子園で活躍した頃の栄光の記念植樹とか、蔦先生の言葉を記した石標です、甲子園で夏春連覇した頃を思い出して大変懐かしく眺める事ができて、少し幸せな気分になりました。

長い間、忘れていましたが、先生の懐かしい言葉を思いだしました。それは『わしが、生徒を甲子園に連れていくんじゃと、ゆうとる時は、なかなか行けんかったけんど、生徒に、甲子園に連れて行ってもらうんじゃ、と思い出したら、ようけ行けたわ』と言う、阿波弁を丸出しの先生の言葉です。先生はその言葉の意味を説明しなかったので、真意はわかりませんが、おそらく、『生徒を型にはめて、鍛え上げても勝てなかったが、生徒の個性を活かして指導して、彼らが本当に勝ちたいと思うような気持にさせる為の手伝いをすれば、勝てるようになった』と言いたかったのではないかと思います。

これは、現在の組織運営の人を動かす理論にも通じるものがあるのではないかと、思いながら、懐かしい1日を過ごす事ができました。

高松営業所 曽根 茂