⌚時計の電池交換
先週末に腕時計が止まりました。
電池切れだろうと思いましたが数年前に数千円で買ったものなので わざわざ交換に出すのも何だかなと、自力交換を思い立ちました。何しろ値段が値段ですから失敗しても惜しくはありません。
勇気を出して裏ブタ取りにチャレンジです。道具はメガネ用極小マイナスドライバーのみ。裏ブタを眺めるとかすかに出っ張りらしきものが見えます。
それを目印にドライバーを差し入れると思いのほかあっさりと裏ブタが外れ、中には外側メイドインチャイナ内側国産〇〇社の刻印がしてありました。
電池を外すのにやや手こずりましたが、何とか取り出し、それをサンプルに近くのドラッグに走りました。
電池売り場で同型かどうか確認しているとき不意に子供のころ、近所の時計屋さんを見るのが大好きだったことを思いだしました。
その店主さんの顔、姿勢、使用道具等です。とてもリアルにまるで写真を見ているようにです。
その時計屋さんは片目に拡大鏡(?)をはめ 机の上には円盤型のスポイド(チリ吹き)と汚れをこするブラシがありました。 そこで自宅に戻りそれらしき物はないかと探しようやく代用品を見つけました。チリを吹き飛ばすスポイドの変わりはお寿司に使う醤油入れ、極小のブラシは髭剃りの掃除用です。さすがに拡大鏡はありませんから近視用メガネを外し 目を凝らして掃除しました。中の歯車にブラシの毛が挟まるアクシデントはありましたが、何とか掃除らしきものを終え、電池を入れ裏ブタのパッキンに注意しながらはめ込みました。動きました。キッチリ動きました。
小さな感動と達成感の混じったハッピーな日曜になりました。
末廣予信