秋の楽しみ
私の好きなくだものはスイカと柿です。
スイカについてはシーズンも終わりなごり惜しいですが、それに取って代わり柿が始まります。
私の中でのNO.1フルーツであり10月~12月の間は、
週に5個くらい食べますから常に10個ぐらい手元に置いてあります。
カリカリした触感が好きなため、富有柿の若い物か次郎柿が特に好みです。
この好物を入手するために岐阜県の南濃町という関ヶ原の東端まで買いに行きます。
また、その時は地元特産のたくわんも同時に買ってきます。
このたくわんも歯ごたえがよく独特の酸味があり、ひなびた味わいです。
柿もたくわんも子供のころから食べ親しんだものでありどちらも
自分の家庭で採り漬け込んだものでしたから
特に欲しくもない普通の食べ物でしたが、数十年たって再度口にした時に、フラシュバックが起きた如く感じて感激し、
それ以来シーズンごとに食べています。
削りたてのカツオブシもそうですが子供の頃食べていた物に感じる
愛着は自分の老化でしょうか?
それとも白米や刺身に共通するプレーンな味に対する人間本来の安心感でしょうか。
個人的な感想ですが塩だけとか干しただけとか
シンプルな加工水産物は飽きないですが、高度に味付けした物は飽きが早く
消費者に変化を求められる様に感じます。
わがままですが秋が長く続き、柿が長く食べられることを願っています。
末廣予信